「私は東大の大学院に行っています」
って聞いて、どう思いますか?「ぬぉ〜アタマ良さそう〜〜参った ヽ(´A`) ノ 」って思います?
少なくとも、私は東大に入る前はそう思っていました。しかし、現実には全然スゴくありません。正直に白状しましょう。
「東大の大学院に入ることは、学部に入るよりもかなり簡単です。」
つまり、東大の大学入試よりも大学院入試は簡単なのです。もちろん、問題が易しいと言っているわけではありません。入試のレベル自体がそれほど高くないという意味です。
東大内部の人間は、普通に勉強していれば、まず落ちることはありませんし、外部の大学の人でも、意外と簡単に入ることができます。
以下、この理由について説明します。一昔前は、大学院は難しいところだったようですが、十年ほど前、「大学院重点化」というものが行なわれてから、東大大学院のレベルが一気に下がりました。この大学院重点化によって、大学院の定員が大幅に増加したのです。中には、定員が学部よりも多い研究科(大学の学部に相当)さえもあります。例えば、東大理学部の定員は約320名であるのに対し、東大大学院理学系研究科・修士課程の定員は約460名にもなります。しかも、東大の学部は全部で「10」ですが、大学院の研究科はなんと、それを上回る「15」もあるのです。
なので、東大大学院には、東大の学部から上がってきた人に加えて、外部の大学から入って来る人がたっっっくさんいます。研究科にもよりますが、比較的最近創設されたところなんかは、大学院生のほとんどが外部から来た人です。
中には、純粋な東大生よりも優秀な人もいるのですが、そうでない人もたくさんいるわけで…。
というわけで、「東大大学院生=皆がとても優秀」ではなく、いわゆる「ピンキリ」なのです。東大大学院を出ているからと聞いて、騙されないでくださいね…。
*補足:大学院には修士課程(2年間)と博士課程(3年間)があります。東大の理系の学生のほとんどは修士課程に進みます。そしてその大半は、その後大手メーカー等に就職しますが、一部の物好きは博士課程へと進み、学者などになるべくさらに修行を積みます。