前のページで、具体的に東大大学院に入学するのは意外と簡単だというお話をしましたので、次は、
「入ったはいいけど、卒業するのが大変なのでは?」
とのご意見にお応えして、大学院入学後の話をします。結論から言うと、学部同様、
「入ってしまえば、誰でも卒業(修了)できます。」
大学院に入ると、まずは修士課程に在籍することになり、2年間の研究の末、修士論文を書いて「修士」の学位を取ります。一応、最後に修士論文の審査があるのですが、めったに落とされることはありえません。
評価に関する何もかもが非常に甘く(実験等は大変ですが)、講義に出て、適当にレポートなどを出せば、かならず「優」の評価が付きます。なので、ほとんどの人の成績表はオール優です。
そして、2年間の修士課程を終えると、大抵の人は就職しますが、さらに3年間の博士課程に進学することもできます。
この博士課程、意外な事に修士課程から大学院に入るよりも、はるかに簡単に入学できます。
修士課程から在籍していた人は、ペーパーテストは無く、形だけの面接だけで必ず合格します。外部の人はペーパーテストがありますが、よほどひどい限り落ちることは無く、希望する指導教員の裁量だけで合否が決定されます。なので、予め教授にコンタクトを取って研究室に入る了承を取っておけば、「誰でも」入れます。
しかし、博士課程は修士課程と違い、入ってからがとても大変です。ちゃんと結果を出さないと、博士の学位は貰えません。博士課程に入ったはいいけど、結局博士の学位を取れずに、田舎に帰る人も中にはいます…。
最後にちょっと蛇足ですが、「ドクター○パ」っていう胡散臭い人いますよね?あの人が医師でもないのにドクターと名乗っている理由がわかりますか?博士の学位を持っているからです。
以前、お笑い芸人の「だいたひかる」のネタで、「医者でもないのにドクター○パ」っていうのがありました。
「博士=ドクター(doctor)」を知らない人が意外といるみたいなので、補足した次第です。